2025/1/31 OB・OGの皆様方へ
- 陸上部 熊本大学医学部薬学部
- 11月14日
- 読了時間: 4分
熊本大学医学部陸上競技部は、今年度も新たな部員を迎え入れ、活気漲る環境のもと、それぞれの目標達成に向けて研鑽を重ねております。ことに本年度は、陸上競技に興味を抱く方々がSNSや学内での勧誘活動を通じて新たに加わり、部の規模と活力が一段と充実を見せております。
日々の活動におきましては、白川沿いでのジョギングや熊本城周りでの坂道ダッシュ、水前寺競技場におけるトラック練習を主軸とし、週三度の練習を実施しております。毎月の練習計画を基盤に、希望者が自主的に工夫を凝らして取り組む形式で行っております。一昨年度までの長距離ブロック主体の練習に加え、令和六年度からは、短距離ブロックやフィールド競技の強化にも注力しております。また、熊本城マラソンや三社参りジョギングなど、多彩な活動を通じて部員間の交流を深めております。
去る四月に開催されました「九州山口医科学生体育大会(九山)」では、部員十一名が出場し、部として新たな挑戦の契機を得ることができました。男子五〇〇〇メートルで第三位、女子三〇〇〇メートルで第三位の成績を収め、さらに女子マイルリレーでは創部初の出場を果たしました。コロナ禍を経て活動が低迷していた中、この成果は部にとって大きな自信となり、さらなる大会への意欲を一層高める契機となりました。九山で得られた成果と課題を活かし、今後の練習への取り組みをさらに強化していく所存です。
続きまして、八月に開催されました「西日本医科学生総合体育大会(西医体)」では、昨年度の約二倍に当たる十五名が参加し、部の存在感を強く示す場となりました。九山での成果や勧誘活動の効果も相まって新たな部員が加わり、部全体の活気がさらに増しました。私自身も昨年六月に競技復帰した新参者として西医体に臨みましたが、競技のみならず仲間との交流を通じて部活動の楽しさを再認識いたしました。部全体の結果としては、メダル入賞や自己ベストの更新を達成するなど、充実した大会となりました。円盤投で第二位入賞、砲丸投で第五位入賞のほか、各々の自己ベスト更新など、多くの部員が手応えを感じ、来シーズンへの目標を明確にする契機となりました。
特にリレー種目では、男子四×一〇〇メートルリレーおよびマイルリレーに出場し、他校の選手との競り合いから多大なる刺激を受けました。女子マイルリレーでは西医体初出場を果たしました。他大の方々の走りや技術に触発され明確となった課題に、冬季練習で注力し、令和七年度シーズンの大会に活かしてまいります。
また、西医体においては、試合後に他大学との情報交換や親睦を深める機会も多くありました。練習方法やトレーニング計画についての意見交換は、部員たちにとって新たな学びとなり、次年度以降の活動に向けた視野を広げる良い契機となりました。特に合同練習や交流試合の計画といった話題が挙がる中で、陸上競技を通じたつながりが広がっていることを実感しております。
一方で、西医体では酷暑や怪我の影響により思うような結果を残せなかった部員もおりましたが、この経験を糧とし、次年度の九山をはじめとする春季大会を視野に入れ、冬季練習に励んでおります。令和六年度から復活させた冬季練習では、ハードルやトレーニングチューブ、投擲器具などを新たに導入し、競技力向上のための基礎を築く取り組みを行っております。長距離部員はマラソンに向けた距離走を重ね、短距離やフィールド競技の部員は動きの改善と練習の幅を広げる努力を続けています。
さらに、令和七年度シーズンに向けた準備としてオリジナルジャージのデザインや作成、ホームページの整備など、新体制の構築にも尽力いたしました。これらの取り組みを通じ、部の結束を一層強固にするとともに、外部への情報発信を充実させ、多くの方々に熊本大学医学部陸上部の活動を広く知っていただく機会を設けることができました。
また、部の競技練習以外におきましても、部員同士の絆を深める機会も多くありました。練習後の意見交換やマラソンなどのイベント活動を通じて、部全体の連帯感が一層強まりました。このような取り組みが、単に競技力の向上にとどまらず、部員たちの大学生活全体を豊かにするものとなっております。
特に、後援会やOB・OGの皆様方からいただくご支援は、部活動に多大な助力となっております。温かいお言葉が、部員一同にとって大きな励みとなっております。深く御礼申し上げます。また、今後はOB・OGの方々との交流をさらに活性化させるため、情報共有の機会を増やすことを検討しております。
来たる新年度におきましては、九山並びに西医体における更なる飛躍を目指し、部員一人ひとりが目標を見据え、努力を重ねてまいります。これからも陸上競技を通じて成長を続け、部員一同、充実した活動を展開してまいる所存です。今後とも引き続き温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
R6年度 部長 医学科4年 澄川明良


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